複数のホームページやブログを作成する場合、サーバーを分散する必要性がありますが、どのあたりまでこだわればいいのかという判断は比較的難しいものです。
例えば、同一サーバーからの被リンクは重複してしまうので、ひとつまでしか認識されないとも言われていますが、2つぐらいでも認識されているケースも多いです。
また、1ページへの被リンクが重複してしまうのか、それともドメイン単位での被リンクが重複してしまうのかは疑問が残るケースもあります。
いずれにしても、なるべく同じIPアドレスからの被リンクはさけるべきと考えるのが基本的なことになりますが、被リンク元の被リンクは同じサーバーでもいいのかどうかといったことも視野にいれるべきなのです。
個人的な印象では、2クリック以内の射程距離に入っているドメインは、すべてレンタルサーバーを分散させるべきものかと思うのであります。
つまり、被リンク元の被リンクサイトのレンタルサーバーまで、同じサーバーを使わないというのが安全なSEO対策上、必要になってくることでしょう。
とはいえ、そこまでレンタルサーバーを用意するのはなかなか大変なものです。
もちろん、格安レンタルサーバーのなかでは、ipアドレスを選択することができるケースもございますので、重複しないかたちでうまく分散することもできます。
けれども、100個、200個と管理するドメイン数が増えるにつれ、レンタルサーバーの管理とドメインの管理は複雑になってきてしまい、いちいちチェックしていくのはなにかと大変になってしまうものです。
「このリンクはこっちのサーバーに向けているから、こっちのリンクはこっちにしないと…」みたいな感じでやっていても、「あれ?これとこれが重複してるから、こっちのサーバーにドメインを引っ越さないと…」みたいな感じでごちゃごちゃになる傾向があるのです。
そんなことにならないためにも、被リンク元どうしでの相互リンクはなるべく我慢することをおすすめいたします。
数十個程度のレンタルサーバーを借りている場合は、ある程度分散することは可能になるものですが、2,3個程度のサーバーの場合、被リンク元のさらにバックリンクのサーバーまで管理するのは難しいものです。
ここで我慢しきれなくなり、相互リンクをしてしまうと、リンクファーム的なアルゴリズムが発生してしまうかもしれませんからね。